今年は宮島で行われる行事に一つでも参加できたらと思っていたので調べてみたところ、丁度よく参加出来そうだったので大聖院の火渡り神事を見に行ってきました。火渡り神事自体拝見するのは初めての体験!
と言うことでいざ宮島へ。
大聖院への道中で
行事が行われるのは大聖院なんだけど、あれ、なんか雰囲気がちがう。
宮島内の行事が行われる際にされるのかそれとも厳島神社でもなにか行われる(行われた)のか分からないけど、気になったから入場料を支払って近くまで行ってみることに。
本題とは少々脱線してしまっているけど気になったのだからしょうがない。
あと、通路を進んでいて初めて気づいた玉串。昔からあったのかもしれないけど、これを意識して見たのは初めてかもしれない。
そして、遠目からみていた場所へ到着。
近くから見るとこんな感じ。
この時はこれが気になり過ぎていたのと大聖院に行かなきゃという思いが強かったからこれについて聞くところまで頭が回ってなかった。今度宮島に行って見たらこれを設置するタイミングはどんな時なのか聞いてみようかな。
それから今回たまたま人が少ない状況だったから気づけたことかもしれないけど、こんな写真を撮ることが出来た。
この灯籠っててっきり中央に合わせられていると思っていたけど、若干右に寄ってるのはなんでだろう。これも気になったから聞いてみよっと。
大聖院
今年は制限されているとは言え大きな行事だから少し急いで大聖院へ。こちらも行事が行われるということでいろいろと装飾が施されていました。
行事が行われる場所
階段を登った先が行事の会場。始まる前はこんな感じ。何かが始まる前の時間はいつになってもワクワクするね。
行事開始
最初は摩尼殿で行われるらしく、僧侶の方々が摩尼殿へ向かっていく。
正直自分は詳しいわけではないから、場面場面の写真で雰囲気を見てもらえたらいいな。
一番最後にいらっしゃるのが大導師様。
因みに摩尼殿は一番奥の建物。
法要後
法要後、火渡り神事の準備が始まった。
信者の方も火渡りを行うために並び始めている。
そして火渡り前の儀式が順次行われていく。
そして、ついに火が焼べられる。
因みにこの火は特別な火を使用されているので絶対に一般の人は触ってはいけないとのこと。
弘法大師の弥山での修行以来1200年間燃え続けている「消えずの霊火」から移された霊火を炉壇に点火すると、檜の青葉は白煙を上げて天に昇り、やがて火柱となります。
引用元:一般社団法人宮島観光協会
中央に火がついてから護摩木が焚かれていきます。
火渡り神事
火が落ち着いた後、ついに火渡り神事が執り行われる。
正直自分の中では歩く道を事前に作ってからその上を歩くものとばかり思っていましたが想像とは違っていた。
大導師様や僧侶の方々、山伏の方々が渡るのはまさにこの状態。本当にえ!?と思わざるを得ませんでした。
と、準備が出来る前に大導師様のお孫さんの話が。この時ばかりは大導師様もすこし顔がゆるんで周りの空気も柔らかになっていました。
そして最後のお清め。
渡る順番は大導師様、僧侶、山伏、そして信者の方々の順番に渡るらしい。信者のところは参加を希望される人がいたら参加も可能とのこと。
気をつけること
今回も行事内で失礼が出来るだけ無いように運営の人に確認したらいくつか教えていただけた。
まず写真を撮るのは正面からはしないこと。祭壇があるから難しいのはあるけども正面は神様が通る道なので塞いだらだめ。一応斜め前からは大丈夫というのも教えて頂いた。
それから摩尼殿内で法要が始まると一切の撮影はしないで下さいとのこと。
行事への参加については希望者は申し出たら参加は可能みたいだけど、時間が決まっているので参加したい場合は早めに申し込みはしたほうがいいと思う。(これはこのご時世で行事自体が短縮していたのもあるかもなので詳しくは現地スタッフの方に確認したほうが良い)
あとはただ見に来るだけの人も注意すべき点ではあるけど、火を扱う行事を見にいく際は必ず一枚は汚れてもいいような上着を持って行ったほうが良い。
火の粉が服や鞄に降りかかったら結構な確率で熱で焦げたり溶けたりします。
最後に
火渡り行事は年に2回ある模様、今回は手持ちの鞄等を煙にかざして頂く形で厄除けを行ったけど、本来は火渡りを行いご利益のある煤を足の裏に付け、それをつけた状態で自宅まで戻ってご利益を家に持ち帰ると言うのが良いらしい。
つ・・・次はやってみよう・・・かな?
情報紹介
大聖院HP
1200年の歴史を持つ真言宗御室派の大本山であり、厳島神社の別当寺として祭ごとを行なっていた厳島の総本坊、大聖院の公式サ…